2006年12月14日木曜日

江戸切り子

今日一日大事を取っていたにもかかわらず、まだ胃痛が戻らず・・・。疲れがたまっていたのか、自分でも驚くくらいによく眠る。愛犬とふたりで眠っていると、体調が悪いにもかかわらず幸せな気分になれるのが救い。

今日一日、私の身体は全く食べ物を受け付けず。消化のよいおうどんくらいは大丈夫だろうと思っていたけれど無理みたい・・・。しかし、お腹は空く。唯一喉を通るフルーツでお腹を膨らましたものの、調子に乗りすぎたせいか腹痛で目が覚めた。おトイレに駆け込んだ後・・・またお腹が空いた。(涙)

でもね、こんな真夜中になってまた食べるってのも・・・でも、空腹では眠れないし。よし、少しだけフルーツを食べて、お腹が落ち着いたら寝よう!とこうして起きている。

こんな時は好きなことでも考えようと江戸切り子の画像を眺めた。

西洋SMのイメージも手伝って、西洋文化ばかり好きだと思われているけれどそうでもない。確かに時代で言えば、明治大正などの異国文化の色濃くでた時代の方が好きだけれど、江戸時代から伝わる切り子硝子も大好きなのだ。

好きと言っても何となく好きって程度で知識はない。ただ漠然と憧れているだけ。

詳しくは覚えていないけれど、江戸切り子には確か鉛が含まれている。そのせいか、どことなく暖かみのある憂いある色を醸し出している。
以前、TVでその色の違いを紹介していたのを観たことがあるのだけれど、その憂いに魅了されてしまった。西洋のクリスタルカットガラスにはない憂い。繊細な光沢。西洋のガラスとは違った魅力。
いつか鉛と憂いを含んだ本物の、古いふる~い江戸切り子を手にしてみたい。

ベルギーに住んでいた頃、アンティークショップを回るのが大好きだった。がらくた市と呼んだ方が相応しい場所にもよく出掛けた。その中にどことなく色褪せたカットガラスを見かけたのだけれど、ひょっとしたら日本から輸入された江戸切り子もあったのかもしれない。

ちなみに北斎の絵(印刷の方)を見つけたのもベルギーのアンティークショップでした。日本の古いものが海外にあるってことも珍しくはないので、どこかにひっそりと、私の手の届くお値段で古い江戸切り子が眠っていたらなぁ・・・なんて都合の良いことを願っている私です。

そんなことを思いながら・・・おやすみなさい。