2012年3月23日金曜日

うちの奴隷の定年退職 その2

かくかくしかじか。
つづき。



最下層奴隷Yと会い、アルファインで遊んだ。
偶然アルファインでプレイしていた七ちゃんに
途中で少しだけダブルドミナをお願いした。
��が七ちゃんと会うのは初めてなので
奴隷らしい格好でお出迎えの用意。
縛ってお身体に飾りをつけて玄関に繋いだ。

七ちゃんに「最下層奴隷です」って挨拶してた。
��は肉体的ハードとは違うベクトルのハードだ。
男性との絡みも男性のおトイレにでも、
ドミナでもマスターでも、
最下層だという実感を得る為なら何でもやる。
「リエ様の命令前提でやりたい、
リエ様の奴隷の中の最下層です」って言うけど、
言わなくてもやれそうだ。(笑)

よくいるじゃない?

「リエ様、リエ様、僕、役に立たないから
奴隷市に売られて手足も切られて
捨てられるんですね!
ああ、リエ様、ひどい!」
・・・勝手にストーリー作るなって。

「リエ様、リエ様、僕、何もできないから
一番怖い鞭でお仕置きなんですね。
こんなふうに、こんなふうに、ああ!」
・・・自分で自分に鞭打ってる。新しいなぁ。(感心)

「リエ様、リエ様、良い子のお顔で
自分に蝋燭たらしたらご褒美もらえるんですよね。
ご褒美は世界一美味しい聖水なんですよね?」
・・・まだ何も言ってないし。

どこで弾けたのか、調教の方向性が悪かったのか、
濃い。濃すぎだよ、マゾども。
面白いから暴走させてきたけど。
今頃、地球に裏側にいると思う。

��も暴走させればいくらでも・・・なんだけど
最下層奴隷に似合う最下層奴隷って難しいのよ。
やはりレベル合わないと面白くないから。
「奴隷つがい」にしておくと、
勝手に奈落の底まで落ちてゆくから面白い。
本当に幸せそうよ、そういう時って。
彼らの幸せの価値観って何だろう?
って考えたこともあったけど、
人の価値観やプレイ内容に口を出すほど
鬱陶しい、野暮なことはないからやめた。
どこかが狂っていて、欲深で、
純真じゃなきゃ、彼らみたいにはなれない。
才能だよ、一種の。

��は最下層の奴隷です、って言う時、
本当に嬉しそうだ。
うちの他の奴隷の為の、慰み者になるのが
彼の快楽のひとつだ。

そうそう、面白い癖がある。
最下層の実感を得たいせいか、
何にでも「お」「様」をつける。
「お」パンツ様
「お」ブラジャー様
・・・忘れたけど、私の持ち物に
そこまでやるか?くらいに
「お」と「様」をつける。(笑)

自分の位置づけを探している人は多い。
��男じゃなくても、すごく多いと思う。
��男の位置づけ探しはある意味、すごくまとも。
そこにはMでありたいという明確な願望がある。
��マゾやめたい人は別ね。)
自分が快楽を得る為の方法を熟知している。
自分の中に自分エキスがある。
自分が何者かを漠然とでもわかっていて、
その定位置におさまろうと居場所を探している。
自分がわからない宙ぶらりんな人は可哀想だ。

今回七ちゃんと遊んでいて、Yの新しい目標ができた。
「ディープスロートトレーニング」だ。

「嘔吐しても喉までディルドゥを突っ込むのよ。
おまえが苦しもうが私の知った事じゃない。
うまくなったらおまえに本物を与えてやろう。
おまえのつがい奴隷を探してやるよ。」

20年付き合っていても、
まだ新しい発見や挑戦がある。(笑)
新しい目標が明確になったYは嬉しそうだった。
絶望という名の悦びを如何に与えるか、
絶望にしか見いだせない最下層だけの快楽を。
難しい課題だ、サディストにとっても。
でも、それを与えることを考えると
鳥肌が立つ。
ぞくぞくする。

この後、Yとバーに行った。
心の暗域を悟られずに。
��つづく>

Nはらさん。
どんなことでしょう?