2013年5月10日金曜日

共通テーマ:恋愛または家族について

共通テーマのリクエストをいただきました。
恒例になりつつあるこのリクエスト、
皆様の知りたいこともわかるので
こちらも楽しく拝見しております。

「ブログ記事で恋愛または家族をテーマに
ドミナ達に書いてもらえませんか。」

漠然としていて何を書けばいいのか悩みました。
シンプルだけど今までで最も難しいテーマでした。
それが故に長文になりますので、
ご興味ある方だけお読み下さいね。

恋愛についてよく聞かれるのが
「やはり彼もMですか?」という質問。
いろいろ経験を重ね、SかMか以前に
相手の人間性や相性を重要視という
当たり前の結果に到達しました。
フェティッシュとSMに理解があるのは絶対だけど。
��もしくは全く興味ゼロか。)
私と付き合う=もれなく奴隷がついてくるので。
いずれにせよ、器の大きな男性でないと
付き合いきれないと思います。(笑)

この業界にいらした女性らについて書けば
��シオラにおいてと申し上げた方がいいかな?)
厳しいご家庭で育った方が半数以上、
後は極端に放任主義で、ほどほどは一番少ない印象です。
また裕福なご家庭の割合が多いのには驚きました。
新人の頃、雑誌社やクラブ経営者からそう聞いていました。
でも、どうしても目がM男性に向かいがちなので
女性側の育った環境や家庭に目を向けたのは
シオラを始めて何年かしてからのことですけど。
私は全てにおいて平均点の普通の家庭で育ったので、
それまであまり環境について深く考えていませんでした。

個人的な意見ですが・・・
快楽主義者はSMを楽しんでゆけばいいけど
トラウマ系の方にはいつか終止符を打って欲しい・・・
と心のどこかで思っている。
楽しいはず、気持ちいいはずのこの世界で
水中にいるかのように藻掻いている姿に
疑問を持ち始めてから、そう思うようになった。

私の知るトラウマ系M男性はこの3つだったから。
破滅に向かうか、
何らかの形でうまくいって
つきものがとれたように成長するか、
出口を求めて延々とぬかるみの中にいるか。

残念ながら最高の興奮と快楽を伴い、
最高に完成度が高い関係性は破滅に向かうものだった。
道徳心に沿りつつも、満足度の高いSMプレイを提供するって
ドミナ側にブレない強さがないと出来ない。
それが成功した時、卒業させてあげられる。
ようは、SMの世界にわざわざいなくてもいいM男性を
元の場所に戻してあげる作業。

変わった環境・経験をした人との出会いや友人が多い。
とんでもない富豪、王族、惨殺事件の中で生き残った・・・
壮絶で想像を絶する話を聞いて考えさせられる。
その中で恋愛相手・結婚・家族とのあり方が明るみになる。
モノやお金に恵まれようが、何も持ちあわせてなかろうが
一番苦しくない方法は
ニュートラルなポジションにいられることだと思う。
そんな簡単なことが難しいんだけど。

以前にドリームキラーの話がでたけど
このタイプの人にとっては
ご家族がドリームキラーだった場合もある。
誰だって家族とはいい関係を築きたいはずなので
克服して、元の場所に戻って行くんだけど、
その前に遅い反抗期があったりする。
失っていた反抗期をSMでバーチャル体験する。
ここでドリームキラーとのバトルもあったり。
こんなSM、少し突っ込んだからってすぐに出来ない。
私も数えるほどしかしたことはないし、
こんな大変なこともう二度としたくない。(笑)

トラウマ系M男性が何かを克服した時、
肉体に刷り込まれた快楽を楽しめるようになる場合と、
完全に卒業する場合がある。
わざわざこの世界にいる必要がない男性が
苦しむ為にいるなら、卒業した方がいいと思う。
でも、トラウマ系M男性のほとんどは
出口を目指しつつもぬかるみにいるだけなんです。
こんなところも人間らしいな、と。
私達プロのドミナはその時間を共にしているだけ。
人間、何かに躓いて考え、
全てのベクトルを死に向けているものだと思うので、
その場で考えるように私達にも仕向けられた時間でしょう。
これは厳しすぎる家庭で育ったドミナ側も同じことです。

結局・・・
何でもほどほどが一番という平凡な結果に落ち着きます。

昔はこんなことを考えながらSMしたもんですが
今はもっとライトかもしれませんね。
自分がブレていて、下手をすれば相手を見る余裕も
ないんじゃないだろうか?
シオラ内外問わず、いろんな相談メールを受けるけど
前はプレイそのもの、プレイ相手に関する相談が多かった。
でも、最近は自分自身のことを相談するS側が多いので。
SもMも自分の立ち位置がわからなくなっているのかも。
でも最近10代後半?20代半ばが変わり始めた。
強い人の割合が増えてきて、
昔のドミナぽいタイプも多くなってきましたね。


このテーマについて
いち早く更新してくれたのがルイ子さん。
さすがに書きにくいテーマだけに苦戦中のドミナも多く、
みんなのを読んでから書く方も多いんじゃないかと。
暫くお待ち下さいね。
↓リンクはこちらです。
【ルイコ】
【麻央】
【七】