2017年4月25日火曜日

ちょっとだけ深いマニアのお話。

フランスでまたしてもテロ。
今度はシャンゼリゼです。
私は極右ではないし、
フランス人の感覚的なものまで理解できない。
でも、今回ばかりはマリー・ルペンに一票・・・
という気になってしまいます。
私のまわりにはマリー・ルペンを支持する人が
わりと多いような気がします。
「このままじゃフランスがなくなる」
そんな危機感からみたいです。
テロ、北朝鮮の問題、ロリコン殺人・・・
世の中、どうなっちゃったのかしら?
面白おかしく生きるって難しいわね。
まずは自分の半径1mの幸せを
心がけましょうか。話題を変えましょう。

イリスさんも着々とファンを獲得。
パワフルでこの先が楽しみです。
5月中にイリスさんと櫻子さんの
ギャラリー撮影をしたいと計画中。
楽しみにしていてね。
ギャラリーに出演してもいい会員様、
LaSioraにメール下さいね。
(できればお二人とプレイした経験のある
会員様がベストです)
先日、イリスさんに鞭の講習をしました。
講習という言い方は好きではないのですが
適した率直な単語が見つからないので
講習で良しとしましょうか。
基本的に私の講習内容は
「危険行為、禁止事項、
最低限のことは教える。
プレイスキルについても
みんな同じになったら面白くないので
応用可能な基礎のみを教える。
それ以外は好きにやって頂戴」です。

「講習」という言葉がしっくりこない理由は・・・
答えがひとつじゃない、
答えがないものであるから。
SMプレイのスキル全般に言えることですが
人体学上の最低限必要な知識、
危険・注意点以外は
感じるがままでいいと思っています。
最低限の注意点は入店時に済ませるので
それ以降の「講習」は
答えのないことを伝授することになります。

鞭で言えば、打つのが上手、
的当てが上手なのは当たり前のこと。
スポーツ鞭のように何メーターもの鞭を
使うわけではないので、
誰でも人体に当てる程度のスキルは
少し練習すればできて当たり前。
プロともなればもっと当たり前。

たまには小難しいことも書いてみようかな?
マニアックな話を少し。
加えて言えば、鞭の種類によってプレイ頻度、
打ちっぱなしの場合はその時間を考え、
エスカレートしないように、かつ、
像皮のように固い背中にならないように
コントロールできれば完璧。
「鞭が強くなった」と喜んでいるMの皮膚は
鈍感になっているだけの場合も多いですから。
折角の性感帯を壊すのはもったいない。
(乳首も同じことが言えますね)
以上はキャリアを重ねてわかったことですが。

こういう小難しいことって
書くか書かまいか考え、
ここ数年書かずに終わってきました。
だって、めんどくさいもの。語るのも書くのも。
マニアの自己満足でやってればいいし、と。

「でも、そこが知りたい!」とご意見いただき、
今日は頑張って書いてますが・・・。
いずれにせよ、人間って
好きなことじゃないと追求しませんよね?
SMと鞭は徹底的に追及したけれど
縛りなんて全くしていませんもの、私。
私の縛りは目的を遂げる手段でOK。
でも、縛りのマニアからすれば
もっと深い話が出てくるはずです。
縛りを追求はしていませんが
そういう話を聞くのは好きです。
ちなみに鞭、皮膚感覚、乳首責め、クリップ、
蝋燭・・・などなどは徹底的にやりました。
私の場合、フェチ色よりもサド色が強いし、
肉体や快楽の限界に興味が進んだので。
これだけで数年経ったけど飽きなかったわ。
東急ハ◎ズの蝋燭、クリップ、スプリングは
新人時代に全種類使ってみたしね。
その中で気に入ったものだけ残っています。

話を戻します。
理論で済まないことが99%の世界なので
お互い感じたことを
キャッチボールしてゆくしかありません。
黙って耐えることがMではないし、
言われるがままではMというよりマグロ男。
Sだってそう。
Mが発してるものを感じ取る、
感じようとすることをせずに
威張るだけではSというよりヒステリーです。
Mの握りしめている手、Mの食いしばる歯、
全てが発信機。
Sは研ぎ澄まされたアンテナで受け止めたり、
裏切ったり、意地悪をします。
お互い発信したり受信したりを
繰り返しています。
たとえ無視したとしても
「無視」というコミュニケーションが成立したり、
本当に厄介な世界です。

先述のように鞭の的当ては簡単です。
難しいのは相手を読むこと。
時には無理矢理
限界を超えさせなきゃいけないし、
(Sとしての統率力)
時にはストライクど真ん中で終えるのも必要。
時には、与えない。満足なんてさせない。
これも鞭だけでなくSMプレイの全てに言えること。
それをどのように判断するのかなんて、
講習のしようがありません。

相手から感じたものに返していった結果、
そうなっただけで理由がありません。
もちろん見誤ることだってあります。
「やっちゃった!!泣」なんてことも何度もある。
SMプレイも高度になると、
満足のはずが、満足自体が不満足・・・もある。
よく私が言うことのひとつですが
SMプレイなんて小さな賭けの繰り返し。
これ、講習することではありません。

私ができるのはドミナと共に
お道具を持って戯れたり、
気付きの芽生える環境を整えたり、それだけ。
SMって本当に面白い。
上澄みだけで面白さもわからず終わるのは
SにとってもMにとっても勿体ない。
この世界の良さを伝えることのできるドミナが
ひとりでも多く誕生すれば幸せです。